ルーベリー編  プロローグ

 

コーレニンは、魔法族が住む国。
もともとは地球の一部だったのだけれど、とある理由で地球と時空がちぎれてしまいます。
その時、時空がちぎれたのは、コーレニンだけではありませんでした。

ルーベリーという、9つの国から成る世界です。
もともとは地球だったことがうかがえるような、それはそれは、自然に満ちた世界です。

しかし、コーレニンは違いました。
石やタイルでできたような、一つの宮殿のような世界です。

不便ではなかったのですが、そんな場所での生活に疑問を抱く者がいました。

ラィです。
彼は他の住民と、外見も内面も違っていました。
彼の魂には、ルーベリーの雲の国にずっと昔にいた、天の精霊・フレが混じっているからです。

ある日ある時、彼は普段誰も使わない部屋で、自分宛の手紙を見つけます。
その手紙には、それまでの彼の本音が確認するように書かれていました。
最後まで読んだ時には、その手紙は「ルーベリーとコーレニンとの時空をつなぐ鍵」になっていました。

その「鍵」から光が漏れだし、次の瞬間、彼が再び目を開けたとき、彼はルーベリーにいました。

早く帰らないと、大変なことになります。
コーレニンの掟では、コーレニンを出てから一年以内に戻らないと、二度と帰れなくなり、その者の魔力も消されてしまいます。
コーレニンの住民は、いわば魔力でできた存在です。
執行された者はいませんが、「自分の存在がなくなる」ことも考えられます。

そのことで、ベベルはラィを連れ戻すためにルーベリーへと向かい、
マホガニーは、その「鍵」の魔法の影響と自分の魔法とが混ざったことで、ルーベリーにとばされてしまいます。

これは、その3人がコーレニンへ戻るための物語なのです―……

と同時に、ルーベリーの住民との出会いの物語でもあります―……





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